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テルマ(Terma、チベット語: གཏེར་མ་; ワイリー式: gter ma; 「隠された宝」)とは、ボン教やチベット仏教に伝わる聖典群である。 ==チベット仏教== パドマサンバヴァと彼の弟子にしてダーキニー(修法のパートナー)のイェシェ・ツォギェルが、将来テルマの発掘者テルトン(:en:Tertön)が適切な時に発掘できるように、地中や弟子たちの心の中に埋蔵した霊的な宝物とされ、「大地のテルマ(サテル)」と「霊感のテルマ(ゴンテル)」の二種がある。テルトンはほとんどの場合、パドマサンバヴァの弟子の化身とされる。 「大地のテルマ」は、山河や岩など自然の地形や、寺院などの建築物の中に隠された物理的な物体(仏像や巻物など)を用いるテルマであり、テルトンがそれを発見した後、霊感によって解読し、宝物の言葉と意味を文字に筆記したものである。 「霊感のテルマ」は、物理的な物体を用いないテルマであり、パドマサンバヴァの弟子たちの心相続の中に隠され、その化身とされるテルトンが、霊感の中で自らの心に明瞭に生じた宝物の言葉と意味を文字に筆記したものである。 彼らは宗教的な夢や瞑想中のヴィジョン、インスピレーションに導かれ、テルマ発見に至るのだという。 チベット仏教のなかでも、リメー運動の強い影響を受けるニンマ派、カギュ派、サキャ派からは、現在までパドマサンバヴァの弟子たちの化身が多数現れて膨大な量のテルマを発掘して来たが、リメー運動の直接的な影響を受けなかったゲルク派からはテルトンはほとんど輩出しておらず、テルマの伝統は発展しなかった。 代表的なテルマとして「チベット死者の書」として知られる『バルドゥ・トェ・ドル』がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「テルマ (宗教)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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